2005.11.24
第2回春教組「力量UPセミナー」





「人の心をつかむ術−その道のプロたちに学ぶ−」

 11月24日(木)午後6時からグリーンパレス春日井にて、本年度第2回目の春教組
「力量UP セミナー」を開催しました。テスト期間中や行事の前後で多忙にも関わらず、
約100名の組合員に参加していただきました。
 今回は、「民間の方から様々なことを感じ、学んでもらう事」が目的でした。そこで
シンポジストとして恋塚隆秀氏(大道芸人)・山崎康夫氏(トヨタエンタプライズ営業部長)・落合夕子氏(教育インストラクター)というそれぞれが全く違ったジャンルで活躍されている3名をお招きし、「人の心をつかむ術―その道のプロたちに学ぶ―」というテーマでシンポジウムをおこないました。
 そのいくつかのシーンを簡単にご紹介します。

SCENE1 「人と接するときに注意していることは?」

「自分は相手より下のものであるという意識で接している」恋塚氏
「『言葉は心の排泄物』というので笑顔・笑声(えごえ)での対応をしている」山崎氏
「『せ(姿勢)め(視線)て(手の位置)足(踵をつける)ふく(身だしなみ)癖(動作や話し方の癖)』に気をつけている」落合氏

SCENE2 「人の心のつかみ方とつかんだと思った瞬間は?

 「先生方の電話応対は、あまりお上手ではないですね。レッスンをしてみましょう」と熊崎先生を生徒に電話応対をしてくださった落合氏
 「やっぱり芸が成功したときですよ。先生方も何か一つ芸をもったらすごいですよ!よろしかったらやってみましょうか?」と恋塚氏
見事なジャグリングやレッスン、そして、現場で起こったトラブルへの対応など、まさにその道のプロ!そんなお話や芸を目の当たりにして私たちの心はいつの間にかしっかりとつかまれました!

 

SCENE3 「保護者からの理不尽な内容の電話にどのように対応すればよいか?」

 「先入観にとらわれないでまず話を十分聞いて内容を把握する」「すぐに現地へ行き、現物を見たり、顔を見たりして話をすることが大切ですね」と山崎氏
 「電話代を払ってまで苦情を言ってくださるのだから『苦情はプレゼント』です。感謝をしましょう」と落合氏

SCENE4 「これからの学校と教師に望むことは?」

 「子どもたちからの信頼を裏切らないで、威厳のある姿勢で教育に取り組み、子どもたちに夢を与えてほしい」と恋塚氏
 「何か1つでいいからこれなら私に任せろという分野を持ち、情熱と厳しさのある教育をしてほしい」と山崎氏
 「笑顔の素敵な人を育ててほしい、そしてこれからの日本の未来を担う子どもたちを育てているという意識を持って」と落合氏

 

それぞれ熱いエールをいただきました!
 参加していただいた組合員からは「面白く勉強になりました。耳の痛い思いもしましたが、ハッとすること、ドキッとすることが多くありました。もっと長く聴きたい会でした」をはじめとした大好評の意見が数多く寄せられ、大変有意義な会となりました。セミナー終了後も恋塚氏の風船作り教室もあり、残られた先生方はおみやげが一つ増えました。また積極的に元気よく挙手をして、話し方レッスンの生徒役をかって出てくださった玉川小分会の熊崎先生、ありがとうございました!