5月25日(水),春日井市勤労福祉会館において第1回「力量UPセミナー」を開催しました。今回は,豊川市立千両小学校の高本訓久先生をお迎えし,「わかりやすい話し方教室〜ちょっと雑談入り〜」というテーマでご講演いただきました。大会議室がほぼ満席になるほどの多くの参加者を得ました。
高本先生は,落語研究会OBということもあり,最初から小咄が入り,和やかな雰囲気で会が始まりました。そこから,先生の小学生時代のできごとや教員生活において経験の中から見つけ出したこと(子どもたちとの関わりの中で,ゆっくり話すことの大切さを実感した)などが話されました。所々に小咄が入る楽しい講演の中で,参加者の印象に強く残ったのは,わかりやすく具体的な例を挙げて説明をいただいた「話術七戒」でした。今後の教育活動に参考となるもので,参加者にとって大変有意義な会となりました。
第2回は,11月に開催を予定しています。次回も多くの先生方の参加をお待ちしています。
【参加者の感想】
- とても楽しく参加させていただきました。普段の自分の話し方を振り返ることができ,よい機会となりました。明日から笑いの中で子どもたちと向き合い,「先生らしい」話し方をしていきたいと思います。
- 先生の雑談が楽しくてよかった。話をするときに相手のほうを見て身振り手振りを入れながらされること,声の強弱など先生の話し方そのものが大変参考になりました。
- 面白く聞かせていただきました。「話術七戒」はこれからの自分の話の中で意識していこうと思います。子どもたちが集中しない原因は自分にもあるということを再認識しました。
参加者アンケートの中に「高本先生が転任のあいさつをされるならどんなあいさつをされますか?」という質問がありました。早速千両小に電話をし,高本先生からお答えをいただきました。
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まず、「みなさんと一緒に勉強したいと思います。よろしくお願いします。」といういわゆる『あいさつ』を否定するつもりはありません。
私は養護学校勤務の経験から、いかに早く子どもたちに自分を認めてもらうかが大切であり、認めてもらえると、早く子どもたちとうち解けられるので、そこから、よりよい人間関係を作ることができると感じていました。自分を認めてもらうためには、他の先生が行わない、子どもたちによい印象を与え、よい意味で目立つことをすることが大切であると思います。例を挙げますと、ギターを持って行って、自分をアピールする自作のコマーシャルソング(一分くらいのもの)を歌ったことがあります。また、小道具を使ったもの(マジックなど)もいいのではないでしょうか。それぞれの先生の特技を活かした一分くらいの短いものがよいと思います。
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